順大の村尾雄己が1部3000M障害予選通過 三浦龍司のパリ五輪内定レースは深夜に観戦「さすが三浦さんだな」…関東インカレ
◆陸上 関東学生対校選手権第3日(11日、東京・国立競技場) 男子1部3000メートル障害予選1組が行われ、順大の村尾雄己(3年)は8分54秒96の2着で12日の決勝に進んだ。「4月に3障のレースがあって疲労が出てきていましたが、予選では今どれくらいで走れるか確認できました。この調子で明日も戦っていきたい」と冷静に話した。1着は8分54秒93で順大の山崎颯(3年)。 この日、日本時間の午前2時48分は、男子3000メートル障害で21年東京五輪7位入賞の三浦龍司(スバル)がダイヤモンドリーグ第3戦(ドーハ)に出走。8分13秒96で5位に入り、パリ五輪の参加標準記録(8分15秒00)も突破して代表に内定した。今春順大を卒業した憧れの先輩の走りを深夜に起きて観戦した村尾は「さすが三浦さんだなと。正直ちょっと遠いなと思う部分もありますが、着実に自分自身も力がついている。悲観的になるのではなく、上を見据えてやっていきたい」と爽やかな笑顔を見せた。 4月29日は織田記念(広島)で三浦とレースを共にした。村尾は8分33秒76の自己ベストをマークして5位に入り、レース後は優勝した三浦と健闘をたたえ合った。「ハードリングがうまいのはもちろん、そもそもの走力が違う。織田記念は三浦さんのレースについていこうと思って攻めたんですけど、それでもめっちゃきつくなった時に『なんでこんなにいけるん?』って正直疑問に思いました。自分の課題点でもあるので、駅伝などもうまく組み合わせながら、サンショーで戦うためにつなげていきたい」。最強のお手本を間近で見ながら、成長していく。
報知新聞社