ソロ5周年の吉川友さん、節目のシングルは「今までで一番難しい曲」
グループアイドル全盛期の今、ソロデビュー5周年を迎えたアイドルがいます。その名は吉川友(きっかわ・ゆう)さん。2日間連続のイベント出演のために札幌を訪れた吉川さんに、ミュージシャンとして、グラビアアイドルとして活動してきた5年間について聞きました。
モーニング娘。一直線だった幼少時代
吉川さんは茨城県出身の24歳。小さい頃にテレビで見たモーニング娘。に憧れ、アイドルへの道に進みだします。 「ずっとモーニング娘。さんだけを見て育ったので、他のアーティストは聞いてこなかったんです。モーニング娘。一直線でした(笑)」 そのモーニング娘。が所属しているハロープロジェクトの研修生にあたる「ハロプロエッグ」(現ハロプロ研修生)に、2007(平成19)年に加入し3年間の研修を経験しました。 「歌・ダンス・演技のレッスンがあり、ライブではモーニング娘。さんのバックで踊ることもありました。ほぼ毎日、実践的な勉強をしていた3年間でしたね」 そして2011年にシングル「きっかけはYOU!」でソロデビューを果たし、今年でデビュー5周年を迎えました。「あっという間の5年間」と本人も話す通り、ミュージシャンとして、グラビアアイドルとして、休む間もなく活動をしてきました。
大森靖子さん書き下ろしの10作目シングル
その吉川さん、6月1日に通算10作目となる両A面シングル『歯をくいしばれっっ!/チャーミング勝負世代』をリリースします。 『歯をくいしばれっっ!』は個性派シンガーソングライターとして人気急上昇中の大森靖子(せいこ)さんが書き下ろした1曲。シャンソンの名曲『愛の賛歌』をモチーフにした部分、無機質なラップの部分、そして大きく盛り上がるサビの部分など、激しく展開が変わる構成は、生半可なアイドルでは歌いこなせない難しいものです。 「曲をいただいた時は『これは今までで一番難しい曲だな』と思いました。どうやって歌えばいいか誰か教えて、みたいな。実際に最初の部分が難しくて、一瞬あきらめてため息をついているのですが、本番のテイクとして採用されました(笑)。ライブではしっかり歌うので、その違いも楽しんでもらいたいです」