葬儀の送迎バスが動き出す、停止を試みた男性が死亡…運転手を書類送検
広島市安芸区中野の寺の駐車場で2月、葬儀の送迎で駐車していたマイクロバスが坂を下り始め、前方でバスを止めようとした参列者の男性(当時54歳)がひかれて死亡した事故で、広島県警海田署は2日、運転手だったタクシー会社社員の男(57)を、自動車運転死傷行為処罰法違反(過失運転致死)容疑で地検に書類送検した。「正しい駐車方法ではなかった」などと話しているという。
捜査関係者によると、運転手は2月8日午後1時頃、車止めなどの措置を取らずにバスを坂道に駐車し、男性を頭部外傷で死亡させた疑い。 バスはサイドブレーキをかけて駐車していたが、15人が乗り込んだところで動き出したという。同署は急勾配の坂道での駐車では、措置が不十分だったと判断した。