「いい子にします」 怠け心戒める「アマハゲ」に子供も絶叫 山形
山形県遊佐町の女鹿(めが)地区で3日、「アマハゲ」があった。 男鹿のナマハゲ(秋田県)などと共に、「来訪神 仮面・仮装の神々」として国連教育科学文化機関(ユネスコ)の無形文化遺産に登録されている伝統行事。赤や黒の鬼などの面を付けた地元の若者らによる5体が八幡神社から下りてきて「ホー、ホー」と甲高い奇声を発しながら練り歩き、約20軒を回って子供たちの怠け心を戒め無病息災を願った。 【写真】アマハゲが抱っこ 泣きながら助けを求める子ども 池田和博さん(73)方に来ていた高橋葉大さん(5)は、抱き上げられて「いい子にします」と声をからして絶叫したが、最後の振る舞い時には「はい、どうぞ」と立派に餅を差し出した。母麻依子さん(38)は「泣くだけだった昨年から成長した」と目を細めた。【長南里香】