中学生2人死傷事件 犯行時間はわずか10数秒 他の客を素通りし…通り魔的犯行の見方強まる 警戒態勢をさらに増強 福岡・北九州市
テレビ西日本
福岡県北九州市の中学生殺傷事件で最新情報です。 犯行は店に入ってからわずか10数秒だったことが新たにわかりました。 捜査本部は、犯人の男が無差別に2人を襲った「通り魔的な犯行」との見方を強み得ています。
◆記者リポート 「事件発生から4日が経ちましたが、今も現場には、お供え物をする人の姿が見られます」 現場に供えられた花と飲み物。 事件発生から間もなく丸4日が経とうとしていますが、18日も若い命を悼む人が足を運びました。
14日夜、北九州市小倉南区のマクドナルドで、レジ前に並んでいた中学3年の中島咲彩さん(15)と男子生徒(15)が男に刃物のようなもので刺され、中島さんが死亡した事件。 店内に入ってきた男は、レジに並ぶ他の客を素通りして2人に向かい、中島さんの腹部と男子生徒の腰のあたりを刺して逃走しました。 現在も男の行方は分かっていません。 捜査関係者によりますと、現時点で中島さんに関するトラブルは確認されていないほか、店と客のトラブルも把握がなく、犯人の男が無差別に2人襲った通り魔的犯行の可能性が高いということです。
◆記者リポート(18日) 「パトカーが速度を落として住宅街を走行しています」 今も街のどこかに潜んでいるとみられる逃走中の男。 現場周辺で防犯パトロールを続けている男性によりますと、事件が起きる“予兆”は全くなかったいうことです。
◆防犯パトロールをしている男性 「事件前から地域の皆さんとパトロール活動はしていたが、こういう事件が起こると驚くばかり」 Q.今までに動物が死んだり『不審な人物を見た』など聞いたことは? ◆防犯パトロールをしている男性 「全くないですね。うちには中学や高校の子供がいますけど、そんな話は聞いたことがないし、本当に驚いています」 Q.今、気持ちとしても恐怖を抱いている? ◆防犯パトロールをしている男性 「そうですね。僕たちとしては、子供たちを守っていくしかない」