ボディコンテストでグランプリ獲得の44歳・会社役員 スポーツをする子どもたちから刺激 筋トレで健康な“心”を手にする
8月12日(月)、横須賀市文化会館にて『ベストボディ・ジャパン2024神奈川・横浜大会』が開催され、岡村愛(おかむら・あい / 44)さんがミス・ベストボディ部門、ウーマンズクラスでグランプリに輝いた。 【写真】岡村愛さんの引き上がったヒップライン
トレーニングは2023年4月から開始したという岡村さん。きっかけは服のサイズがワンサイズ上がり、違和感を抱いたことからであった。 「パン好きな子どものために、よく自宅でパン作りをしていました。一緒に食べていたら徐々に太っていってしまって。40代でもきれいでありたい。20代のころの体型に戻りたいと思い、ダイエット目的でパーソナルトレーニングに通い始めました。はじめはコンテスト出場など全く意識していなかったのですが、知人が出場する”ベストボディ・ジャパン”を現地で観戦したことが大きな転機となりましたね。ステージに立つ姿に心から魅了され、こんなにも女性が輝けることがあるのかと心を動かされました」 今大会は2回目のコンテスト出場。6月に出場した三重大会では初出場ながらグランプリを獲得し、頭角を現している。 「三重大会後のフィードバックではステージングの強化をするようアドバイスを頂いたため、今回はウォーキングと規定ポーズの練習に力を入れました。大会直前の1カ月間は自宅のある静岡県から週2~3回は東京へ通い、レッスンも受けましたね。背中が丸まっていると巻き肩になってしまうので、胸を張って歩く意識を常に持つようにしていたのですが、これだけで驚くほど歩くのが楽になったのです」 普段は会社役員として主に経理を担当しながら、個人では美容関係の仕事にも従事しているという岡村さん。多忙な中でもトレーニングと向き合う原動力となっているのが子供たちからの刺激であった。 「息子2人は実家を離れて寮生活をしながら空手と向き合っています。娘は実家暮らしではあるもののバレーボールに取り組み、懸命に頑張る様子を近くで見ていて。特に長男は団体戦で全国大会の出場権を勝ち取ったこともあり、本当に刺激をもらいました。そして、私も全国の舞台を目指そうと決心がついたのです。大会後は”おめでとう”や”お疲れ様”といつも連絡をくれるので、親子で頑張ろうと強く感じることができています」
トレーニングをはじめて約1年。気持ちにも変化が表れた。 「辛いこともあるトレーニングではありますが、壁を乗り終えた先には大きな自信が付くものです。心が健康になり、マイナス思考になることがなくなりましたね。周囲からも安定したと言われたりもして。トレーニングに人生を変えてもらいました」 愛する我が子からのエールを胸に、この冬は全国の舞台に立つ。
取材:池田光咲 撮影:夏目英明