駆け抜けた 『仮面ライダーガッチャード』の一年。"ヒロイン・オブ・ヒロイン"松本麗世が週プレ表紙に初登場!「『松本麗世』一度きりの人生、私はたくさんの人生を生きたい」
■九堂りんねに対するとらえ方に変化が ――そして、この一年は『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日)とともに駆け抜けた一年でもあったと思います。 松本 一年間、作品や役柄と向き合ってきて、「得意じゃないな」という部分にも向き合えたことが良かったなと思いますし、向き合えて改善したからオーケーじゃなくて、自分の中で「もっと、もっと」って上限を決めずに頑張ることができたと思うので、自分のこともちゃんとホメてあげたいです。私が演じた(九堂)りんねちゃんは、本当に尊敬できるところが多くて、一緒に成長できて良かったなと思います。 ――ターニングポイントになった回はありますか? 松本 4話で初めて(一ノ瀬)宝太郎に悩みを打ち明けるシーンがあったんですけど、悩みって、信頼できる人にしか話せないじゃないですか。ふたりがそういう関係性になったんだな、と印象的でしたし、だいぶ後の回でも、同じように悩みを伝えるシーンが出てきて、かたくなだったりんねちゃんが少しずつ感情豊かになって、心を開くようになって、というところにすごく成長を感じました。 ――昨年お話を聞いたときは、クールできりっとしたりんねは自分と真逆の性格かもしれない、とおっしゃっていました。 松本 今は真逆じゃないなと思います。悩みを打ち明けるのに勇気がいるというのも同じだし、相手のことがわからないからこそ、どうすればいいんだろうと思ってしまう気持ちもすごくよくわかるので。りんねちゃんの本質の部分に触れるうちに、「同じ高校生の女のコなんだな」と思うことが増えました。 九堂りんねと過ごした1年間は本当に一瞬で、でも一緒に頑張ってきたからこそ一瞬に感じたのかなって思います。1年間同じ役を続けるというのはなかなかないことで、とても貴重な体験で、その役を理解するための深掘りの仕方も、少しずつわかってきて。田﨑(竜太)監督からは、「1年かけて理解した役を、今度は3ヵ月で理解できるようにするんだよ」ということを教えていただいたので、今後のお芝居にも生かしたいです。 ――最後に、『ガッチャード』と、往年の仮面ライダーシリーズのファンの皆さんに何か伝えるとしたら、いかがですか? 松本 私が子供の頃から見ていて憧れた仮面ライダーはすごくカッコよくて、シリーズで初めての「女性の2号ライダー」が私に務まるかな、という不安も最初はありました。だけど皆さんの応援に支えられてたくさん頑張ってきて、今は自信を持って演じきれたと言えます。本当に感謝しています。『ガッチャード』で学んだこと、りんねちゃんから学んだ強さ、そういうものはこれからの自分の支えになると思います。 ......これからもっともっといろいろな役を演じたい。役をいただくと、その人の人生を生きることができて、私はそれが大好きで。人生は一回きりだけど、「松本麗世」として生きていくだけじゃなく、いろいろな人生を生きていきたいです。これからも応援よろしくお願いします。 ■松本麗世(Reiyo MATSUMOTO)2008年2月29日生まれ 鹿児島県出身身長165㎝ 血液型=O型○雑誌『ニコ☆プチ』の専属モデルとして2019年にデビュー。現在は『Seventeen』専属モデルとして活動中。『仮面ライダーガッチャード』(テレビ朝日)にヒロイン・九堂りんね/仮面ライダーマジェード役で出演。目標は「お芝居で人を感動させること」。公式ファンクラブも開設。オフィシャルサイト【】公式Instagram【@reiyo.matsumoto】 公式TikTok【@matsumotoreiyo】 撮影/熊谷 貫