「CHILL OUT」パッケージ変更、3年で売上10倍のリラクゼーションドリンクを刷新、“ストレス解放”の体験イベントを秋葉原で開催/コカ・コーラシステム
コカ・コーラシステムは4月1日、リラクゼーションドリンク「CHILL OUT(チルアウト)」ブランドについて、新しいブランドメッセージ“ストレスのない世界って、サイコーだ。”を掲げ、パッケージを刷新した。また、同日から新ブランドアンバサダーである俳優の磯村勇斗さんが出演するCMを放映している。 「CHILL OUT」は、コロナ禍によって消費者の生活スタイルが変化し、リラックス需要が高まったこともあり、2020年から3年間で売上高が10倍に成長したブランドだ。今回、コロナ禍が終わり、生活者の外出機会が増えたことから、さまざまな要因によるストレスを解消する選択肢として提案するねらい。パッケージは、果物や炭酸の泡を描いたデザインに刷新することで味わいを分かりやすく訴求するほか、4名のアーティストを起用した4種のイラストを採用している。 日本コカ・コーラマーケティング本部の渡邉憲ディレクターは11日に行われたイベントで次のように語った。「リラクゼーションドリンク市場はポテンシャルが高く、このトレンドは今後も続くと考えている。ブランドメッセージとパッケージの刷新により、消費者に“ストレス解放体験”を届けたい」。
日本コカ・コーラは、4月11日~14日までの4日間、ベルサール秋葉原(東京都千代田区)で“ストレスの壁”を破る体験イベント「レッツ!チルダイブ」を開催している。ストレスの原因を叫ぶとその内容が書かれた壁が現れ、体当たりで突き破ることができるイベントとなっている。 11日のイベントには、磯村さんに加え、人間性脳科学研究所の澤口俊之所長と、お笑いコンビ「霜降り明星」のせいやさんが参加した。せいやさんは「チルダイブ」を体験し、「ストレスから完全に解放された。ストレスの壁を自分で破るのは気持ちがいい」と感想を語った。
食品産業新聞社
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