埼玉栄高校のグラウンドで無免許の男子生徒が運転する車が横転し、17歳の生徒が死亡した事故を受け、高校を運営する佐藤栄学園が先ほど記者会見を開き、「亡くなった生徒やご遺族の皆さまに深くおわび申し上げる」と謝罪しました。 　事故が起きたのは、11月16日深夜で、さいたま市西区西遊馬にある埼玉栄高校のグラウンドで、運動部の寮で暮らす2年生の男子生徒3人が乗った軽乗用車が横転しました。 　この事故で、助手席に乗っていた17歳の生徒が頭を強く打ち、病院に搬送されましたが、およそ2時間後に死亡が確認されました。 　佐藤栄学園によりますと、軽乗用車はサッカー部の監督やコーチがグラウンドを整備するために購入したもので、鍵は去年4月から車内に置いて管理していたということです。 　これについて、学園側は「生徒数が多く、鍵の受け渡しがなかなかできないため、こういう管理になった」と説明しています。 　運転するのは、監督とコーチに限られていましたが、一部の報道では、「生徒による運転が常態化していた」と伝えられています。 　学園は「監督とコーチへの聞き取りでは、『そのようなことはないだろう』と言っている」と述べた上で、「管理上の責任は重く受け止めている」と謝罪しました。