2年連続3万台超…軽EV販売首位、日産「サクラ」の評価ポイント
日産自動車は11日、軽電気自動車(EV)「サクラ」が2023年度の国内EV販売台数で首位となったと発表した。22年度に続き2年連続。国内EVシェアで41%となり、EV普及をけん引している。 【写真】日産「サクラ」 サクラの販売台数は前年度比3・0%増の3万4083台だった。国内EV市場で2年連続3万台超は初。22年6月に発売したサクラの効果もあり、22年度のEV市場は前年度比約3倍に伸長し、23年度も市場拡大が続いた。 サクラの航続距離は満充電で180キロメートル。日常使いに最適で、消費税込みの価格は249万3700円からと購入しやすい価格帯や低いランニングコストが評価されている。国の補助金(55万円)など優遇策が受けられる。 環境負荷低減や事業継続計画(BCP)対策で法人や自治体での導入も進む。近藤啓子チーフマーケティングマネージャーは「新しい軽として受け入れられている。6月で発売2年を迎える。多くのお客さまにサクラのメリットを感じてほしい」としている。