【女子バスケ】町田瑠唯、凱旋試合で存在感 チーム最多6アシスト「代表では北海道で初めてプレーするので、すごく力になった」
◇20日 女子バスケットボール強化試合 日本96―85オーストラリア(札幌市・北海きたえーる) パリ五輪に向けたバスケットボール女子の国際強化試合は20日、札幌市の北海きたえーるで行われ、世界ランキング9位の日本が、3位の強豪オーストラリアを96―85で破った。東京五輪銀メダルメンバーで、札幌山の手高出身の町田瑠唯(31)=富士通=がチーム最多となる6アシストの活躍で凱旋(がいせん)試合を白星で飾った。 町田は第1クオーター途中でコートに入ると客席から拍手で迎えられた。「代表では北海道で初めてプレーするので、すごく力になった」。巧みなアシストに加え、前半終了のブザーとともに3点シュートも決めた。「ラッキーシュートでした」と照れながらも、貴重な一撃となった。 東京五輪のアシスト王。パリ切符を得た2月の五輪最終予選は負傷でメンバー入りできなかったが、代表に戻ってきた。この日は、チーム最小162センチながらも体を張ってチーム最多の5リバウンドも記録。恩塚亨監督も「チーム力が上がる」と評価した。五輪メンバーは現在の16人から12人に絞られる。サバイバルレースの中で、ベテラン司令塔が健在ぶりを示した。
中日スポーツ