隅田公園で「すみゆめ踊行列」 5000人超が生演奏で盆踊り楽しむ
生演奏盆踊りを楽しむイベント「すみゆめ踊行列2024」が10月26日、隅田公園(墨田区向島1)そよ風ひろばで行われ、5400人が盆踊りを楽しんだ。(すみだ経済新聞) 【写真】すみゆめ踊行列2024 7人の人物が楽しげに踊り練り歩く姿を描いた葛飾北斎の「踊行列図」に倣い、同園に櫓(やぐら)を設けて生演奏で盆踊りを楽しむ同イベント。墨田在住の音楽家でスタディスト(勉強家)の岸野雄一さんがプロデュースした。 当日は寺島茄子之介音頭、佐左工門音頭で幕開け。民謡お国巡りでは、「秩父音頭」「八木節」「同級会音頭」を披露。生演奏盆踊りでは、「北海盆唄」「炭坑節」「東京音頭」「オバQ音頭」などなじみのある曲の生演奏に合わせて踊る参加者の姿が見られた。 会場の民謡カフェブースでは、墨田区立第二寺島小学校4年の皆川舞莉奈さんと山本つかささん、亀山美玲さんが考案したオリジナルドリンクが披露された。 披露されたドリンクは、オロナミンCとポカリスエットにジンジャーシロップをプラスした「ハッピーオロポジンジャー」と、イチゴ味のかき氷シロップとジンジャーシロップを使ったジンジャーハイボール風ドリンク「ハッピーボウル」(以上500円)の2種類。ドリンクを入れるカップにはメッセージが入っており、全てメンバーが手書きで書いたという。 皆川さんは「3人で相談しながら、何度もジュースをミックスして2種類のジュースを作った。販売体験は看板を持って勇気を出し、『良かったら飲んでみませんか』と声をかけた。『おいしかったよ』と言われた時はうれしかった。ドリンクは50杯以上売れたとお店の方が教えてくれた。緊張したが頑張って声をかけて良かった」と振り返る。ドリンク2種は、ノウドひきふね(東向島2)の民謡カフェ「アイノテ」で引き続き販売する。 イベントはその後、メガヒッツ盆踊り、獅子舞など盆踊り曲が次々と披露され、エンディングでは「江戸消防記念会 第六区六番組」の纏(まとい)振り木やりが披露され終了した。
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