イベントに参加した森原康平、坂本裕哉、山本祐大（写真：萩原孝弘

　横浜にある日産のグローバル本社ビルにて『やっちゃえスポチャレ 横浜DeNAベイスターズ・横浜F・マリノス スペシャルトークショー2024』が14日に開催され、ベイスターズからは森原康平、坂本裕哉、山本祐大が、マリノスからは畠中槙之輔、宮市亮、松原健が参加した。 　トークショーではサッカーとは違い、ほぼ毎日ゲームのある野球ということで宮市から森原に疲労回復の質問が飛ぶと「サウナと筋トレでリカバリー。いいところをピックアップして教えます」と異業種間交流を実践。また日本一を決めた際の柳田悠岐との対戦に「この1年間の中で1番完璧なボールが4ついった」との告白に場内からも大きな拍手が送られた。 　坂本は「個人としてもキャリアハイといえる数字が出せましたし、チームとしても日本一も達成できたんで、すごい充実したシーズンになりました」と笑顔。パレードでは「タオルを掲げてくれてるのすごい嬉しかったですし、確認できた人には指さして手を振ってました」と秘話も明かした。 　山本は「シーズンで1番多く出れたのは今年だったので、すごく充実したなと思ったんですが、最後の怪我ってところがやっぱどうしても悔しかったなと思います」と複雑な心境を露わにしたが、日本一の瞬間には「ベンチの裏の人たちもすごい乗りかかって、マウンドに行くぞ行くぞみたいな感じですごくいい表情してましたし、チーム一丸だなって思えたので、それもすごくいい経験だったなと思います」と満足げな表情を見せた。 　今回のイベントはトークだけではなく、選ばれた子供たちとけん玉や、絵でお題を当てる「ベイスターズVSマリノス」の戦いもあり会場は大盛り上がり。ラストの質問コーナーも用意されており、森原がプレッシャーについて「プロ野球選手生活もどうせ終わるんで、どうせだったら楽しもう。誰にでもできることじゃないので緊張すると思うけど、どうせだったら思いっきり楽しもうっていう方がいいかなって思います」と金言を送った。 　山本はサッカーだったらどこのポジションをやりたいかの問いに対し「キャッチャーは道具をつけてマスクを被ってるんであんまり顔が見れないんですよね。そういう意味合いを含めて、フォワードでゴール決めて主役になりたい」と言い切った。 　坂本は師と慕う森原についての質問に「マインドコントロールもフィジカルを鍛えるっていうところに関しても、やっぱ年間通してずっと高い強度でトレーニングをしながら投げ続けるっていうとんでもないことをされてる方。自己管理能力の高さはほんとに尊敬してますし、周りへの目配り気配りもほんとに素晴らしいです。こんな先輩になりたいなと思ってます」と目の前で師匠の素晴らしさを披露した。 　退場時にはサンタやトナカイに扮装し、サインボールを投げ入れながらハイタッチでファンと交流。一年間のサポートに感謝して幕を閉じた。 　イベント後、森原は「けん玉久しぶりにやりましたね。ちょっと練習します」と意気込み、絵を書いた坂本は「子供たちに救われました」と苦笑い。最後はみんな口をそ添えて「楽しかったです」と笑顔で振り返っていた。 取材・文・写真：萩原孝弘