ナビ・ケイタ、市場最終日にトルコ移籍が破談に…ブレーメンでは構想外
ブレーメンに所属するギニア代表MFナビ・ケイタは、土壇場でハタイスポル(トルコ1部)への移籍が破談になったようだ。13日、ドイツメディア『deichstube』が報じた。 現在29歳のケイタはザルツブルクやライプツィヒでの活躍を経て、2018年夏にリヴァプールへ加入。しかし、度重なるケガの影響で高額の移籍金に見合う活躍はできず、2023年夏にブレーメンへフリー移籍した。 ブレーメンでも負傷などの影響で出場時間は限定的に。そんななか、昨年4月のレヴァークーゼン戦で先発から外れたことを不服としてチーム帯同を拒否し、ブレーメンからシーズン終了までの出場停止処分を科された。 ケイタはオーバーエイジとしてパリ・オリンピックに参加した後、トップチームのトレーニングに復帰しないことが発表され、ブレーメンでは完全に構想外となっていた。新天地を探すなか、5大リーグの移籍市場は閉幕。13日まで市場が空いていたトルコのハタイスポルが獲得に名乗りを挙げたが、ケイタはハタイスポルと最終的な合意に至れず、ブレーメンに残留することになったようだ。 ブレーメンのトップチーム責任者を務めるペーター・ニーマイヤー氏は『deichstube』の取材に対し、「合意はあったが、ナビが土壇場で移籍を断念した。すべての関係者の間で合意に達したのであれば、選手側には移籍したいという根本的な意思があったはずだ」と語った。 また、ニーマイヤー氏は「ナビと私たちの状況に変わりはない」とケイタの構想外が続くことを明かしたが、一方で「現在のところ、契約解除について話し合う予定はない」とも強調した。『deichstube』によると、ケイタとブレーメンの契約は2026年夏まで残っているものの、パフォーマンスに大きく左右される契約となっており、同クラブの金銭的な負担はそこまで大きくないようだ。
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