「身内でふざけているだけ」「内容がなかった」との声もあるが、実際に観に行くと…。酷評殺到、劇場版『聖☆おにいさん』私が映画館で驚いた訳
『銀魂』『今日から俺は!!』などの実写化作品で知られる福田雄一監督の最新作、映画『聖☆おにいさん THE MOVIE ~ホーリーメンVS悪魔軍団~』に酷評が集まっている。 【画像9枚】勝地涼、神木隆之介、川口春奈も…!豪華俳優陣の「コスプレ姿」に驚き 公開前は、主演俳優・松山ケンイチによるSNSでの活発な宣伝活動で注目された本作だったが、封切り後の評価はすっかり一変してしまったようだ。一体どんな内容だったのか、その反響を含めて覗いてみよう。 ■“いつもの”福田監督的コメディだったが…
原作漫画『聖☆おにいさん』(講談社)は、世紀末を終えたイエスとブッダが、東京・立川のアパートでバカンスを楽しむ日常を描いたギャグ作品だ。 2018年に実写ドラマ化し、シリーズ初の劇場版となった今作では、イエス(松山ケンイチ)とブッダ(染谷将太)が天界から来たアクの強い客人に巻き込まれ、戦隊モノの撮影に連れ出されるというストーリーとなっている。 【画像】勝地涼、神木隆之介、川口春奈も…! 豪華俳優陣の「コスプレ姿」に驚き
出演者はドラマから続投の主演コンビに、佐藤二朗、賀来賢人、勝地涼といった福田組おなじみの俳優や、福田組初参加の藤原竜也、白石麻衣などが合流。アドリブギャグの長回しやスタッフも巻き込んだメタなボケなど、過去の監督作品とも共通する“福田印の笑い”を描いた。 しかし、その脚本や演出に対しては公開直後から厳しい反応が飛び交った。「豪華な俳優陣が身内でふざけているだけ」「内容がなかった」「つまらないというよりもクドい」など辛辣なコメントがネット上に散見される。
監督も自らメディアで口にしてきた、この「豪華なキャストを集めてバカなことをやる」作風は、過去作で興行的ヒットを収めてきた反面、これまでも同様の一部批判を受けてきた。しかしながら今作では、これまでの福田作品は好きだったという観客までもが残念ながら“酷評”に傾いたようだ。 ■対極的なようで、意外と似ている賛否コメント だが中には、当然ながら肯定的な感想もある。X(旧Twitter)では、「おすすめ」機能による偏りもあってか酷評が圧倒的多数に思えたが、TikTokで感想を探すと褒める意見もちらほらと見てとれた。