掃除機の「紙パック代」がもったいないと感じています…サイクロン式に買い替えたらどのくらいの節約になるのでしょうか?
掃除機にはおもに、紙パック式とサイクロン式があります。紙パック式は文字通り、紙パックにごみを集めて、いっぱいになったら交換する方式です。一方サイクロン式では紙パックを使いません。 紙パックは定期的に購入する必要があるため、今回のケースのように節約を意識してサイクロン式に変えたいと思う人がいるようです。 本記事では紙パック式とサイクロン式の違いについて、メンテナンス費用の観点から比較します。 ▼「エアコン」の電気代と、灯油ストーブの「灯油代」は1ヶ月でいくらかかる? それぞれの費用を試算
紙パック式とサイクロン式のコスト
冒頭で述べた通り、紙パック式とサイクロン式では紙パックの使用の有無において違いがあります。総合的に節約になる掃除機はどちらなのか、紙パック代や消費電力などを比較しましょう。 なお前提として、掃除機には無数の種類があるため、同じ紙パック式あるいはサイクロン式でも製品によるコストの違いが多少なりともあります。今回は異なるメーカーの掃除機2製品をピックアップして比較しました。 ■紙パック式のコスト 紙パック式掃除機の場合、定期的に紙パックを交換する必要があります。交換頻度は、掃除のタイミングや1回あたりの集じん量によって異なります。 表1に紙パックのコストと電気代を示しました。なお電気代については公益社団法人全国家庭電気製品公正取引協議会の目安単価「31円/キロワットアワー」を基にしています。また掃除時間は1日10分、紙パックの交換頻度は半年に1回としています。 表1
※筆者作成 紙パック料金と電気代を合わせると、1年(365日)あたりのコストは製品Aが約2089円~約3366円でした。製品Bは約1756円~約2669円です。 ただし紙パックの料金は各メーカーの公式サイトの値段であり、互換製品やほかの場所での購入であれば、より安価にすむ可能性があります。 ■サイクロン式のコスト サイクロン式の主なコストは電気代ですが、表2に2つの製品の消費電力と電気代をまとめました。 表2