19歳女子レーサーが初愛車トヨタ「86」のブレーキパッド選び「エンドレス」にブレーキの基本のキから聞いてみました【令和女子旧車に乗る_番外編】
高校卒業と同時に手に入れた86で通勤からサーキットまで走り込み中
AMWで「令和女子旧車に乗る」と称し、さまざまな旧車試乗をしている19歳の佐々木藍咲(らみ)選手。2023年シーズンに「KYOJO CUP」でレースデビューした彼女は、愛車であるトヨタ「86」(ZN6型)でプライベートでもサーキット走行をしてトレーニングに励んでいます。そろそろマイカーのブレーキパッド交換時期なのですが、どんなパッドにすればいいのか悩んでいるそう。そこでブレーキやサスペンションといったパーツを自社で開発・製造、また自社チームでモータースポーツ活動も行っているエンドレス(ENDLESS)にパッドの選び方などを聞いてみました。 【画像】19歳女子レーサーがエンドレスの工場に潜入!「ブレーキパッドができるまで」を見る(15枚)
レースで感じたパッドによるコントロール性の違い
KYOJO CUPではレーシングマシン「VITA」にエンドレス製のブレーキパッドを使用しているという佐々木さん。メカニックからシーズン中に「パッドを変えたよ」と伝えられたそうだが、まずは佐々木さんがレースで感じたパッドの違いが確かなものなのか? それは市販のパッドには表れるものなのか? そんな疑問を、エンドレス広報の末吉さんにぶつけてみた。 佐々木:シーズン途中からVITAのブレーキパッドを変更して、コントロール性が良くなって乗りやすくなったんです。でもそのパッドだとセッションの後半は疲れからか踏力が落ちて、制動力が足りないと感じるシーンもあったのですが、やっぱりこれはパッドの違いが大きいのでしょうか? エンドレス末吉さん(以下「エンドレス」):おっしゃる通りです。VITAには初期制動を重視したタイプとコントロール性を重視したタイプの2つのパッドを用意しています。初期制動タイプからコントロール性タイプに変更したと思いますが、初期制動タイプはブレーキ踏力が上がってくるとロックしやすいと感じるはずです。そこからコントロール性タイプに変更するとロックはしにくくなりブレーキのコントロール幅が広がりますが、しっかりと踏力を与えないと止まりません。セッション後半で制動力が足りないと感じたのは、お考えの通り、疲れからセッション前半と同じ踏力を与えられてないからだと思います 佐々木:カタログを見ると市販車用パッドもたくさんの種類があるのですが、私がVITAで感じたような違いがこれらのパッドにも表れているんですか? エンドレス:そうです。例えばストリート用はSuper Streetという銘柄にY、S、Mと3つのタイプが用意されていますが、初期制動のY、コントロール性のM、その中間のSとなっています。自分が求める性能に合わせてパッドを選ぶのが良いと思います。それぞれのパッドがどのような特性を持っているかはカタログやホームページに詳しく記載されていますよ
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