【高校ラグビー】東福岡 主な3年生の進路予定 後半逆襲も連続ベスト4は11大会で止まる
◇全国高校ラグビー大会準々決勝 東福岡12―17東海大大阪仰星(2025年1月3日 花園ラグビー場) 花園での連続ベスト4は11大会で止まったが、東福岡は最後まで意地を見せた。12―17の後半終了間際。敵陣に入り込み細かくパスをつないでいったが、最後は主将でNo・8の古田学央(がくあ、3年)がキャッチミスで相手にボールが渡り万事休す。うなだれた主将は「本当に悔しい」と目を真っ赤にした。 数々の名勝負を演じてきた東海大大阪仰星との一戦。0―17の後半に逆襲した。FW中心の攻めで1トライ差まで追いすがった。後半はノートライに抑えるなど守備も統率が取れていたが、あと一歩だった。藤田雄一郎監督は「後半はグリーンジャージーが格好良く見えた」と拍手で選手をねぎらった。 現チームは高校日本代表候補がわずか2人。選抜大会の初戦敗退など苦難の連続だった。1、2年がこの日も7人スタメンに連ねるなど近年にない構成で戦い抜いた。積み上げた花園での通算勝利は96。新チームは100勝をかけて始動する。今年のスローガン「咲」を持ち出した古田主将は「1、2年が満開にしてくれると思う」と視線を上げた。 (杉浦 友樹) ◆東福岡の主な3年生の進路予定 熊谷鼓太郎(明大)、梁瀬将斗(関学大)、梁瀬拓斗(立命大)、古田学央(立大)、中嶋優成(同大)、遠藤裕人(専大)、深田衣咲(筑波大)、三好倫太郎(帝京大)