中国 約2か月“空白”の国防相に董軍・前海軍司令官を任命~国営メディア報道
およそ2か月にわたって空席となっていた中国の国防相のポストについて、国営メディアは29日、前海軍司令官の董軍氏が任命されたと報じました。 中国国営メディアによりますと、全人代(=全国人民代表大会)の常務委員会は、国防相に前海軍司令官の董軍氏を任命したということです。 国防相をめぐっては、前任の李尚福氏が8月下旬から動静が不明となっていて、10月に理由が明らかにされないまま、解任されていました。 また、7月には外相だった秦剛氏も解任されていて、習近平体制における要職が相次いで失脚するという異例の事態となっていました。 習近平国家主席は、先月のバイデン大統領との首脳会談で軍事対話を再開することで合意していて、新たな国防相の任命により、1年以上行われていない米中の国防相会談が早期に実現するか注目されます。