【秋田県 2024年版】 夏の絶景・風物詩10選 「滝の湯」全国でも珍しい“滝の天然露天風呂”
◆三種町のじゅんさい沼
じゅんさいは淡水の沼に自生し、水面に葉を浮かべるスイレン科の水草の一種。沼底に根を張り、茎を伸ばして、楕円形をした鮮やかな緑色の葉で沼一面を彩る。 秋田の夏の味覚であり、三種町は日本有数の生産量を誇る。春から夏にかけて三種町のじゅんさい沼では、小舟に乗って、新芽をひとつひとつ手作業で摘み採る情景が見られる。 三種町にはいくつものじゅんさい沼があり、摘み採り体験も。棒一本で小舟を操作しながら、ぷるんとしたじゅんさいを手で摘み採る作業は、ちょっとした感動を味わえる。 自分で収穫したじゅんさいは味もまた格別! どんな料理にも合うが、中でもお吸い物や酢味噌和えがおすすめだ。 三種町のじゅんさい沼(みたねちょうのじゅんさいぬま) 所在地 秋田県山本郡三種町近辺
◆能代七夕「天空の不夜城」
「天空の不夜城」は、能代市で行われる七夕イベント。高さ日本一の城郭型灯籠が、太鼓やお囃子の演奏とともに市内中を練り歩く。 この祭事は、もともと能代市に古くから続く七夕行事を2013年に復活させたもので、中世能代を治めた檜山城城主・安東愛季の武者絵巻が描かれた24.1メートルの「愛季(ちかすえ)」と、明治時代の能代七夕の名古屋城をモチーフにした五丈八尺(17.6メートル)の「嘉六(かろく)」の、2基の大灯籠が一番の見どころ。 華やかで壮大な大型灯籠が多くの観客を魅了する。 開催日:2024年8月2日(金)、3日(土) 能代七夕「天空の不夜城」(のしろたなばたてんくうのふやじょう) 所在地 秋田県能代市 国道101号線 市役所入口交差点~通町交差点
◆白瀑神社の「みこしの滝浴び」
「みこしの滝浴び」は、毎年8月1日に行われる白瀑神社の例大祭。五穀豊穣、海上安全、商売繁盛を祈願するための神事で、境内裏手にある白瀑の滝つぼに神輿が入る様子が大きな見どころ。 元々はその昔、猛暑に耐えかねた男衆が神輿を担いだまま滝つぼに飛び込んだことが始まりとされていて、現在は神輿を担いだ白装束の男衆が、町内を練り歩いた後に滝つぼに入るのが風儀となっている。 豪快に流れる滝と滝つぼを練り歩く姿は勇壮かつ涼しげで、夏の風物詩として多くの人々から親しまれている。 開催日:2024年8月1日(木) 白瀑神社の「みこしの滝浴び」(しらたきじんじゃのみこしのたきあび) 所在地 秋田県山本郡八峰町字館10