中国BYDの販売台数、世界1位のテスラを追い上げる
中国最大の電気自動車メーカーBYDが昨年世界の電気自動車販売1位のテスラを追い上げていることがわかった。 ブルームバーグによると、BYDは1日、昨年12月に純電気自動車20万7734台を販売したと発表した。これにより同社の昨年の電気自動車販売台数は176万台を記録した。 テスラは昨年10-12月期の販売実績を今週後半に発表する予定だ。テスラは業績ガイダンスで「前年比で少し増加した」、すなわち年間販売台数181万台を提示している。 テスラがガイダンスをクリアするには10-12月期の販売台数が少なくとも51万5000台を超えなければならない。この場合テスラの四半期最高販売実績になる。市場の予想はこれより少し少ない51万400台だ。 昨年7-9月期までBYDの純電気自動車販売台数は116万台で、テスラより12万4100台少なかった。テスラとの格差を縮めていったBYDが最後の10-12月期にはあごの下まで追撃した形だ。 BYDの浮上は日産やフォルクスワーゲンなどの不振と対照的だ。これらメーカーは電気自動車転換が遅れ、中国で深刻な販売不振を体験した。日産はホンダと年内に系統統合に出ることにした。 一方、中国新華社通信によると、BYDは昨年純電気自動車とプラグインハイブリッドなどを合わせて425万台を販売した。これは前年比41.0%の増加だ。BYDのエコカー輸出実績は41万7000台に達した。