新国立劇場『ピローマン』上演にあわせ、トークセッション『作家、マーティン・マクドナーに絡め取られてみる』開催
10月12日(土) 東京・新国立劇場 小劇場にて、作家・マーティン・マクドナーにフォーカスを当てたトークセッション『演劇噺Vol.16~作家、マーティン・マクドナーに絡め取られてみる~』が開催される。 【全ての画像】『ピローマン』ビジュアルほか 映画『スリー・ビルボード』『イニシェリン島の精霊』など、新作が公開されるたびにアカデミー賞を賑わせるイギリス出身の鬼才、マーティン・マクドナー。劇作家としてキャリアをスタートさせ、演劇界・映画界のふたつのジャンルで活躍する彼の代表作のひとつが、10月8日(火) より開幕する『ピローマン』だ。 新国立劇場でのマクドナー作品の上演は、今回が初。ギャラリープロジェクトの一環として開催されるトークイベントでは、ゲストに現代イギリス演劇を専門とする演劇研究者である關智子を迎え、新国立劇場演劇芸術監督であり、『ピローマン』のみならず、過去に多数のマクドナー作品の翻訳・演出を手掛けてきた小川絵梨子と、マクドナーの劇世界について語り合う。 『ピローマン』観劇前後、またマクドナーを映画から知った人にとっても有意義なトークイベントとなる。 <イベント情報> ギャラリープロジェクト 『トークセッション演劇噺Vol.16~作家、マーティン・マクドナーに絡め取られてみる~』 2024年10月12日(土) 18:00開演 ※90分程度を予定 会場:東京・新国立劇場 小劇場 【出演】 關智子(演劇研究者/翻訳者/批評家) 小川絵梨子(新国立劇場 演劇芸術監督/『ピローマン』翻訳・演出) <公演情報> 『ピローマン』 2024年10月8日(火)~10月27日(日) プレビュー公演:2024年10月3日(木)・4日(金) 会場:東京・新国立劇場 小劇場 作:マーティン・マクドナー 翻訳・演出:小川絵梨子 出演:成河、木村了、斉藤直樹、松田慎也、大滝寛、那須佐代子 【あらすじ】 作家のカトゥリアンはある日、「ある事件」の容疑者として警察に連行されるが、彼にはまったく身に覚えがない。ふたりの刑事トゥポルスキとアリエルは、その事件の内容とカトゥリアンが書いた作品の内容が酷似していることから、カトゥリアンの犯行を疑っていた。刑事たちはカトゥリアンの愛する兄ミハエルも密かに隣の取調室に連行しており、兄を人質にしてカトゥリアンに自白を迫る。カトゥリアンが無罪を主張する中、ミハエルが犯行を自白してしまう。自白の強要だと疑うカトゥリアンは兄に真相を問いただすが、それはやがて兄弟の凄惨な過去を明らかにしていく……。