父親が見たキャプテンは「別人」 日本代表48年ぶりの快挙 “バスケ熱”高まる
48年ぶりとなる自力でのオリンピック出場を決めたバスケットボール日本代表が4日午後、羽田空港に到着しました。日本代表の熱戦で、日本関連のバスケ用品が多く売れるなど、列島が沸いています。
■「人間として成長できたのかな」富樫選手の父は…
私たちはキャプテン・富樫選手の父親に話を聞きました。今大会を振り返り、「あり得ない」がとまりません。 富樫選手の父親 「あり得ないね。自力で日本代表がオリンピックの12枠をとるのは、あり得ない。本当に現実なのかなって。あり得ないですね」 キャプテンとしての息子の活躍ぶりは、普段とは別人だったようです。 富樫選手の父親 「めずらしく緊張感があったり、顔もまじめな顔をしてるし、我々にわからない代表のキャプテンの重圧があるかな」 ――ベンチでの印象的なシーンは? 富樫選手の父親 「よく声出し続けてるなって。あんな子じゃないのにね。親とすれば(監督)トムさんとかスタッフに感謝です。人間として成長できたのかなって」 息子の成長を感じていました。
■「日本グッズがこんなにたくさん売れることは…」
富永選手も来店したというバスケ専門店を訪ねました。 バスケ専門店 店長 「すごいです。日本グッズがこんなにたくさん売れることは、これまでなかった」 一気になくなることはまずないというボールも「ちょっとここ1~2週間で、どんどん消えちゃってる」といいます。 特にひっきりなしに問い合わせがきているというのが、河村選手が今大会ではいていたという“バッシュ”(バスケットボールシューズ)です。土日の9月2日、3日だけで5、6足売れたといいます。 ――在庫は大丈夫そう? バスケ専門店 店長 「結構あぶないので、本社になんとか『助けてください』と問い合わせをしている。日本全体がバスケットで盛り上がるのは、本当にお店としてはありがたい」
■“見たことなかった”人もファンに
街でも“バスケ熱”が高まっています。 大学3年生(22) 「みんな最近はバスケの話。“就活かバスケ”の話」 ――印象に残った選手は? 大学3年生(22) 「同い年の河村選手。同世代すげぇな…ちょっと“就活”頑張ろうかな」 ――いま就活とバスケですもんね 大学3年生(22) 「就活とバスケです」 バスケットボールを持って歩く高校生もいました。 高校1年生 「パリオリンピック決まったので、(友達が)記念に買いました。ドン・キホーテで500円。僕は家帰ってバスケコート作ろうと思う。(推しは)富樫選手。スリー決められるのかっけーなって」 バスケを見たことがなかったという人も、ファンになったといいます。 W杯でファンになった人 「SLAM DUNKの映画見てバスケに興味持ちました」 「ホーキンソン選手、(SLAM DUNKの主人公の)桜木でした完全に。日本魂で」 (9月4日放送『news zero』より)