「世界ってこんなに色で溢れている」琉球紅型を守り伝える作家 母の故郷・沖縄と父の故郷・山梨を往来
中央市の玉穂生涯学習館には、今 乙黒さんの紅型作品が展示されています。 乙黒さんの作品は、古典的な紅型の伝統も受け継ぎつつ、独自の世界観や心の風景を描いています。 例えば「世界」という作品は… 琉球紅型作家 乙黒信さん: 「ここに像がいて、パーツの一つ一つがパズルのように動物が描かれている。周囲には四季折々の紅型の古典柄が配置されている」 「動物が集まり祈る形となっていて、一つの世界を形成している」 西垣友香キャスター: 「手を合わせるような…」 琉球紅型作家 乙黒信さん: 「祈る形になっていて、それが一つの世界であり、人間もその一員なのでここに(人の)赤ちゃんがいる」 西垣友香キャスター: 「ずっと見ていられますね」 展示期間中には紅型のワークショップも開催されています。 琉球紅型作家 乙黒信さん: 「たくさん来てくれてうれしいし、沖縄の紅型、文化に興味を持ってもらえるとすごく良いと思います」 西垣友香キャスター: 「紅型を始めて20年。振り返っていかがですか?」 琉球紅型作家 乙黒信さん: 「いろんなことに気づけた。世界ってこんなに色で溢れているとか、そういうところで楽しめるようになったと思う」 琉球紅型作家 乙黒信さん: 「そのマインドでいるためには平安な気持ちの中にいないとできない。日々ちゃんと生きていきたい」
テレビ山梨