契約期間は2029年6月までの5年間

レアル・マドリードへの移籍が決定したムバッペ　photo/Getty images

キリアン・ムバッペのレアル・マドリード移籍が正式に決定した。 レアル・マドリードは3日、パリ・サンジェルマンからフランス代表FWキリアン・ムバッペを獲得したことを発表した。本移籍は移籍金は発生せず、フリートランスファーでの移籍となっており、契約期間は2029年6月までの5年間となっている。 フランスのASモナコの下部組織から2015年にトップデビューを果たしたムバッペは、17-18シーズンにパリ・サンジェルマンへレンタル移籍。翌年に完全移籍した同クラブでは、公式戦308試合に出場して256得点を記録しており、7シーズンという長きにわたってエースとして君臨した。チャンピオンズリーグ制覇は成し遂げられなかったものの、在籍中は6度のリーグ・アン制覇をはじめとする数多くの国内タイトル獲得に貢献してきた。 そんなムバッペだが、先日今季で満了するパリ・サンジェルマンとの契約を延長しないことを決断。今年5月10日には「今、皆さんに伝えたい。今季がパリ・サンジェルマンでの僕のラストイヤーになる」と、来季から新たな挑戦をすることを明かしていた。 そして移籍先は、かねてから噂されていた世界屈指の名門で、今季はラ・リーガ優勝と歴代最多15度目のCL制覇を達成した銀河系軍団レアル・マドリードに正式決定。2017年にデビューしたフランス代表でも77試合で46ゴールを記録し、既にワールドカップも制覇した25歳の怪物は加入決定の際、喜びの声を残した。 「夢が叶ったよ。憧れであったレアル・マドリードに加入できることを嬉しく、そして誇りに思う。僕の今の興奮は言葉では伝えきれないほどだ。ファンに会うのが待ちきれない。皆さんの素晴らしいサポートに感謝するよ。アラ・マドリー！」