「あんたにできんのかよ!」朝倉未来&平本蓮も敵じゃない?なぜRIZINフェザー級王者の鈴木千裕は1RTKO防衛を果たせたのか
その朝倉は、リングサイドで解説を務め、大晦日にベルトに挑戦したい意向を示唆した上で「試合は100点満点。マイクは30点」と発言した。 この朝倉の発言を伝え聞いた鈴木は、「それが天下無双の稲妻ボーイでしょ。それがオレの味だから。良いじゃないですか、勝ったんだから。あんたにできるのかよ、これが。 オレにしかできないんだよ」と、声のトーンを上げて不快感を示した。 そして朝倉からの対戦ラブコールに関しては、「勝てば道が開く。おのずと(対戦が)できる。それぞれに美学がある。勝っていけば、誰でも試合できるじゃないですか?」と、大物を相手に連勝して結果を残してきた王者らしく上から目線で他人事のように語った。 もう一人の対戦候補の平本は、SNSに「いやー!よかったー!鈴木千裕は俺が殺る!」と投稿した。現在、平本は朝倉戦に向けてアイルランドの元UFCの2階級制覇王者、コナー・マクレガーのジムでキャンプを張っている。ただ鈴木は、2年前に平本と対戦して判定勝利している。 鈴木は、戦うモチベーションについての話をした。 「格闘技を通して何ができるかをテーマに置いている。勝つことによってそれができる。子供たちに夢も与えられ、世の中がいい方向に変わる。格闘技を通して、それができるんだなと体感している。どこまでできるかを見たい」 アゼルバイジャンを訪れた際にあった現地の子供達との交流で、サッカーのできる環境に渇望していることを知り、当地にフットサル場を作る計画を立て、資金調達のクラウドファンディングを実施することを明かした。また国内では能登半島地震の被災地への慰問も行った。 戦う理由を持つファイターは強い。 鈴木の次戦は、RIZINではなく6月23日に代々木第二体育館で行われる「KNOCK OUT」。PRIDE、UFCなどで活躍した45歳の“レジェンド”五味隆典とボクシングルールで対戦する。 榊原CEOは続けて「超RIZIN.3」への出陣も打診しているという。 RIZINは鈴木を中心に回り始めた。 (文責・RONSPO編集部)
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