入れた通帳が返ってこない… 青森みちのく銀行のATM障害、276件に 6日時点
旧みちのく銀行のATMで通帳で入金した際に通帳が返却されない障害が発生している問題で、青森みちのく銀行は7日、トラブル件数が6日までに276件あったと公表した。障害を回避するには旧青銀を含め全ATMの入金機能を停止する必要があるため、稼働しながら復旧を目指している。7日午後6時ごろから順次、店舗にあるATMの復旧が始まっている。 青森みちのく銀行によると、商業施設など銀行店舗以外にあるATMは8日朝から順次復旧を進める予定。今回の障害の原因は合併に伴うシステム統合に関連する不具合とみられ、旧みち銀のATMで、旧青銀か新銀行の通帳で入金する際に確認された。 トラブルは新銀行のATMが稼働した5日が60件、6日が216件。計276件のうち2件は通帳が未返却だが、顧客とは連絡がついている。青森みちのく銀行は利用者に周知するため、旧みち銀のATMに注意喚起の文書を掲示し、通帳入金しないよう呼びかけている。キャッシュカードや旧青銀ATM、店舗窓口での入金は通常通り可能となっている。 青森みちのく銀行は「不具合の原因は一定の取引条件が重なった場合に生じるエラー現象。再発防止を徹底するとともに、お客さまにおわび申し上げる」としている。