【大雪予報】“今季最強寒波”襲来 24時間予想降雪量は北陸で80cm・東北と東海で70cm・近畿50cm・関東甲信と九州北部で40cm… 気象庁「全般気象情報」【大雪・雨のシミュレーション最新更新】
気象庁の最新の情報によりますと、9日(木)の日本付近は強い冬型の気圧配置となっており、日本海は気圧の谷となっています。 【大雪・雨のシミュレーション・最新更新】 9日の東北地方は、冬型の気圧配置や気圧の谷の影響により、日本海側を中心に雪の降る所が多く、雷を伴う所がある見込みで、太平洋側では曇りや晴れ、雪の降っている所があるとしています。 明日10日(金)も、冬型の気圧配置や気圧の谷の影響により、日本海側を中心に雪の降る所が多く、雷を伴う所がある見込みで、太平洋側では、晴れる所もあるとみられています。 その後の天気についてはどうなるのでしょうか? 気象庁が9日午前10時に発表した週間天気予報の解説資料によりますと12⽇は、⾼気圧が⽇本の東へ移動し、⽇本海と本州南岸付近に低気圧が発⽣し、13⽇は低気圧が発達しながら⽇本の東に進み、⾼気圧が東シナ海へ移動する見込みです。 14⽇は、⾼気圧が⽇本の南へ移動し、⽇本海は気圧の⾕となり、 15⽇は、その気圧の⾕が⽇本付近を通過。次第に冬型の気圧配置となるとみられています。 16⽇は、⽇本付近は冬型の気圧配置が続く予想です。 また、気象庁は全般気象情報などを発表して注意を呼び掛けています。 詳細は以下になります。 ※【大雪・雨のシミュレーション】はリンクからご覧いただけます。 ■「大雪と暴風雪及び高波に関する全般気象情報 第4号」 2025年01月09日05時22分 気象庁発表 日本付近は10日にかけて強い冬型の気圧配置となるため、北日本から西日本の日本海側を中心に大雪となるでしょう。また、非常に強い風が吹き、大しけとなる所がある見込みです。大雪による交通障害、暴風雪、高波に警戒してください。 [気象概況] 日本付近は、強い冬型の気圧配置となっています。 強い冬型の気圧配置は、10日にかけて続き、北日本や東日本の上空約5500メートルには氷点下30度以下の強い寒気が流れ込む見込みです。このため、北日本から西日本では日本海側を中心に大気の状態が非常に不安定となり、局地的に積乱雲が発達するでしょう。 [雪の予想] 北日本から西日本では10日にかけて、大雪となる所があるでしょう。 9日6時から10日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 北海道地方 60センチ 東北地方 70センチ 関東甲信地方 40センチ 北陸地方 80センチ 東海地方 70センチ 近畿地方 50センチ 中国地方 60センチ 四国地方 30センチ 九州北部地方 40センチ その後、10日6時から11日6時までに予想される24時間降雪量は多い所で、 北海道地方 40センチ 東北地方 50センチ 関東甲信地方 50センチ 北陸地方 70センチ 東海地方 70センチ 近畿地方 50センチ 中国地方 70センチ 四国地方 10センチ 九州北部地方 10センチ [風の予想] 北日本では10日にかけて、東日本と西日本では9日は、雪を伴って非常に強い風が吹く所があるでしょう。 9日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 北海道地方 20メートル (35メートル) 東北地方 18メートル (30メートル) 北陸地方 23メートル (35メートル) 近畿地方 23メートル (35メートル) 中国地方 20メートル (30メートル) 九州北部地方 20メートル (30メートル) 10日に予想される最大風速(最大瞬間風速) 北海道地方 20メートル (35メートル) 東北地方 18メートル (30メートル) 北陸地方 17メートル (30メートル) 近畿地方 18メートル (30メートル) 中国地方 18メートル (30メートル) 九州北部地方 18メートル (30メートル) [波の予想] 北日本から西日本の日本海側では10日にかけて、大しけやしけとなる所があるでしょう。 9日に予想される波の高さ 北海道地方 5メートル 東北地方 4メートル 北陸地方 6メートル 近畿地方 6メートル 中国地方 5メートル 10日に予想される波の高さ 北海道地方 5メートル 東北地方 5メートル 北陸地方 6メートル 近畿地方 6メートル うねりを伴う 中国地方 5メートル うねりを伴う [防災事項] 大雪による交通障害に警戒し、着雪やなだれに注意してください。また、猛ふぶきや吹きだまりによる交通障害、暴風、高波に警戒してください。落雷や竜巻などの激しい突風に注意してください。発達した積乱雲が近づく兆しがある場合には、建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。また、降ひょうのおそれもありますので、農作物や農業施設の管理にも注意してください。 冬型の気圧配置や寒気が予想よりも強まった場合は、暴風雪や警報級の大雪、高波となる地域が広がる可能性があります。