バラエティーで「飲酒行為を美化」と放送通信審議委員が複数の指摘→韓国人気番組に注意処分
韓国放送局MBCのバラエティー番組「私は1人で暮らす~シングルのハッピーライフ~」(以下「私は1人で暮らす」)が、出演者たちの飲酒シーンを何度も放送したことで「飲酒行為を美化している」として、韓国放送通信審議委員会(放通審議委)から「注意処分」を受けた。 【写真】TWICEのジヒョはソロデビューのプロモーションに思わぬケチがついた 放通審議委は、ソウル市木洞(モクトン)にある放送会館で全体会議を開き「私は1人で暮らす」を含めた15の案件について、法定制裁などを議決した。 問題とされたシーンは以下の通り。 ・2023年7月15日に放送された、コメディアンのパク・ナレがキイチゴに酒を注ぎ、お酒を作って飲む場面と、同年8月18日に放送されたTWICEのジヒョが、飲食店でビールを飲み「運動後に飲むと、さらにおいしい」などの字幕がついた場面。 ・キム・デホアナウンサーがマッコリを飲む映像に「一日で一番幸せな時間」という字幕をつけた場面。 ・SHINee(シャイニー)のキーが、チキンとトッポッキを温めた後、冷蔵庫から焼酎とビールを取り出し、ビールを注いで飲む映像に「コップいっぱいの幸せ」「溜まった疲労を吹き飛ばす爽やかさ」などの字幕をつけた場面。 ・TWICEジヒョが、妹と一緒にビールや清酒を飲む映像に「仕事終わりに冷たいビールをひと口」という字幕をつけた場面。 ・キム・デホアナと俳優のイ・ジャンウが、屋台で生ビールを注文して飲む映像に「退勤途中にオアシスのような生ビール降臨」「のどを刺激する清涼感」「疲れた1日を癒やしてくれるビール1杯」などの字幕がついた場面。 さらに、その映像を見たタレントのキアン84が「あれ(生ビール)を飲むために生きている」というコメントしたことも、問題視されたという。 放通審議委は、放送審議に関する規定の第28条(健全性)を根拠に、該当の放送に対する「注意処分」を下した。 「私は1人で暮らす」以外にも、昨年7月から8月に、スポンサーの商品名に繰り返し言及したり、スポンサー企業の代表が出演して商品の特徴や長所を述べたり、広告効果を狙った番組制作および構成をしたとして、SBSのラジオ番組「2時脱出カルトショー」が「注意処分」を受けている。 (よろず~ニュース特約・moca)
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