キックで攻める塚本

FIGHT CLUB実行委員会『FIGHT CLUB.2』 2024年10月5日（土）都内某所 【フォト】塚本の強烈なパンチとキックの瞬間 ▼第3試合 -55kg契約3分3R 〇塚本望夢（team Bonds/初代DEEP☆KICK-51kg王者、RISEフライ級3位） 判定3-0　※29-28、30-28、30-27 ●伊東龍也（HAYATO GYM/RISEバンタム級10位） 　塚本は初代DEEP☆KICK -51kg王者の肩書きを持ち、現在はRISEフライ級3位に位置する。先月のRISEでは、弾丸風太にバックブローでの秒殺KO勝利を飾ったばかり。今回は普段よりも2階級上となる55kg契約での試合に臨む。 　対する伊東はStand upで2022年の新人王に輝いており、今年3月の松下武蔵戦で初敗北となるも、7月の前戦は福井萌矢に判定勝利で再起した。 　試合は1R、オーソドックスの塚本に伊東はサウスポー。塚本が前蹴り、右ハイで先制。伊東はインローを返していく。塚本はスイッチすると踏み込んでの左フック、構えを戻し右ハイも当てる。伊東の左ストレートで塚本はバランスを崩すように尻餅をつくが、これはノーダウン。塚本は前蹴りからバックブロー、飛びヒザの動きから右ストレートもヒットさせるなど、主導権を握る。 【フォト】塚本の強烈なパンチとキックの瞬間 　 　2R、塚本は前蹴り、スーパーマンパンチも見せていく。塚本の右ハイに伊東は左ミドルを返す。伊東の左ストレートに塚本はカウンターの右フックを合わせる。さらに塚本は前蹴りから飛びヒザ！伊東はこれを投げてしまい口頭注意を受ける。塚本はサークリングしながら伊東の攻撃をいなし、ワンツーから右ハイを当てる。残り10秒、伊東も詰めてパンチを振ってくが塚本は冷静にかわす。 　最終3R、塚本は関節蹴りで牽制。前に出る伊東は左ストレートを狙う。サークリングしながら上手く距離を取る塚本に、伊東のパンチは空を切る。塚本は左ミドルを入れながら攻撃を見切り、伊東は最後まで塚本を捉えることができず試合終了。塚本が判定3-0で勝利した。 　勝利マイクで塚本は「せっかくのFIGHT CLIBなのに倒せなくてすいません。でも2階級上の選手でしたけど、もらわずしっかり完封できたかなと思ってます。ここ2試合組まれたやつ勝ったんで、12月のRISEに向けて頑張ります」と自身の手応えを語った。