【レノファ山口】レノファ 序盤の守備が鍵に きょう天皇杯準々決勝 J1横浜Mと
サッカーの天皇杯全日本選手権大会は25日、横浜市のニッパツ三ツ沢球技場でJ2レノファ山口とJ1横浜Mの準々決勝が行われる。下馬評は圧倒的に不利だが、J1鳥栖との4回戦で見せたジャイアントキリングができればリーグ戦4連敗中の悪い空気も変えられるはずだ。 日本を代表するクラブとの対戦でまず求められるのは少しでも早くスピード感に慣れることが必須と言える。プレーだけでなく、判断やポジショニングなど多くの面で早さが段違いの相手に序盤で先手を取られてしまえば一方的な展開になってしまう可能性もある。 「相手のスピードに慣れる前、特に立ち上がりの15分で失点してしまうと一気に苦しくなる」と志垣良監督。その上で「(横浜Mが)連戦で運動量が落ちる可能性がある後半、隙をついていければ」と勝利への道筋を模索する。 鳥栖戦は直近のリーグ戦で0―3と完敗した直後だったが2―0で勝利。直後のリーグ戦でも逆転勝ちとリーグ戦にも良い影響を与えた。横浜Mの育成組織で育ち、トップチームとは初対戦となる板倉洸は「勝つことができれば自信になるし、絶対に勢いがつく」と力を込める。 板倉と同じく横浜Mの育成組織出身で21日の千葉戦で先発したGKの田口潤人は「古巣との対戦は本当に楽しみ。お互いの意地がぶつかるのような試合になると思うが自分たちが絶対に上回る」と勝利を誓う。