広島ドラゴンフライズは、チャンピオンシップ（CS）へ向けて正念場を迎えています。 3地区の3位以下で争うワイルドカード争いでは現在、出場圏内の2位なんですが、1位の千葉とは1ゲーム差、3位の島根と1ゲーム差、4位にも同率で渋谷がいるという大混戦です。この大混戦を抜けられるかどうか。今週末に大事な大事な一戦、ライバル島根との直接対決があるんです。因縁の中国ダービーに向けて取材しました。 【写真を見る】広島ドラゴンフライズ　CS出場へ “勝負の週末”　島根と直接対決 広島ドラゴンフライズは、週末の決戦に向けて広島・廿日市市のドラフラベースで練習を行いました。新たなオフェンスのフォーメーションに取り組むなど、選手たちは精力的に動きます。 ポイントガード・寺嶋良 の故障から司令塔を担うのが 中村拓人 です。 広島ドラゴンフライズ　中村拓人 選手 「司令塔としてチームが沈んでいるときもあると思うんですけど、そこをしっかりと持ち上げられるような選手になりたいなと」 島根戦へ向けた対策も入念に確認します。島根の得点源・安藤誓哉 をいかに止めるか。中村にはディフェンス面でも期待がかかります。 中村拓人 選手 「少しでも相手がタフショットであったり嫌な体勢にさせたいなと思っていますので、そこをうまく駆け引きしながらプレッシャーをかけていきたいなと思います」 スリーポイントが好調で前節、自己最多の得点を挙げた 山崎稜 。 広島ドラゴンフライズ　山崎稜 選手 「シュートタッチも徐々に自分がいい感覚で打てるようにというのはつかめてきていると思うので、そこも引き続き継続してチームのためにシュートを決められるようにどんどん積極的に打っていきたいと思っています」 23日、3X3の日本代表合宿に呼ばれた 三谷桂司朗 も力が入ります。 広島ドラゴンフライズ　三谷桂司朗 選手 「オリンピックに出場する経験は今後のキャリアにも大きな影響というか、自分にとってもプラスになると思うので、少しでも可能性があるなら後悔ないように全力で挑戦したいという気持ちがすごく強かったので。今、できるのは、やっぱりビュフォード選手に対する対策を自分自身でできる限りのことをするっていうところだと思うので、まず、この2試合、絶対勝ってCSにつなげていきたいと思います」

一方、故障リハビリ中の寺嶋が、初の有酸素運動に取り組み始めていました。 広島ドラゴンフライズ　寺嶋良 選手 「ここからいろいろと坂を走ったりとか、いろんなきついトレーニングが待っているので楽しみですね。自分を追い込んで」 ―　運命の島根戦は今週の土日、アウェイの松江で行われます。