UBEビエンナーレ 27日に開幕、多くの来場者に期待し準備着々【宇部】
27日の開幕に向け、第30回UBEビエンナーレ(現代日本彫刻展)の準備が着々と進められている。会場となる常盤公園の彫刻の丘(野外彫刻展示場)周辺では24日、市ときわ公園障害福祉サービス事業所(隅田昭人代表)の利用者が芝刈りと清掃活動を行った。会期は12月22日まで。 昨年9月に行われた1次審査で実物制作の指定を受けた15点が、模型の約10倍の大きさとなって会場を彩っている。設置は9月上旬から始まり、作家ら関係者が作業を進めてきた。 2次審査は26日にあり、大賞(宇部市賞)、UBE賞、山口銀行賞など9点の入賞作品を決める。表彰式は同日午後6時半から国際ホテル宇部で行われる。 同時開催の企画展「彫刻世界 かたち・つくり・ひらく」はときわ湖水ホールで始まっており、入選模型展はビエンナーレと同期間にときわミュージアムのUBEビエンナーレライブラリーで開かれる。彫刻のライトアップ、スタンプラリー、鑑賞ツアーなども企画されている。 新しい彫刻を見に訪れた杉本璃乃さん(28)=則貞1丁目=は「大学でアートの勉強をしていたこともあり、ビエンナーレにはすごく興味がある。今回も魅力的な大作ばかりなので、期間中はじっくり堪能したい」と心を躍らせていた。 問い合わせはUBEビエンナーレ事務局(電話34-8562)へ。