北海道の冬に欠かせないエネルギー価格が、２０２４年１２月１９日から上昇する見込みです。 ガソリンや灯油などの価格高騰を抑える補助金が段階的に縮小となるためで、店側は大忙しの１日となりました。 （本田燃料電器　本田利博社長）「きょう間に合ってよかったです。明日から値段が５、６円アップするので」 冬の生活に欠かせない灯油の配達です。 札幌市の灯油販売店は、朝から大忙しでした。 （本田燃料電器　本田利博社長）「なんとか値上がり前に！」 （本田燃料電器　本田利博社長）「こんにちは、お世話になっています」 （客）「あしたからお値段上がっちゃうんですね」 （本田燃料電器　本田利博社長）「そうなんですよ」 １８日、タンクローリー２台でまわるお宅の数はなんと１００件ほど。 大忙しの理由はというとー １９日から、ガソリンや灯油などの価格高騰を抑える政府の補助金が段階的に縮小するからです。 店では朝から問い合わせの電話が鳴りやみません。 （本田燃料電器　本田利博社長）「この時期は元々忙しいんですけど、そこに拍車かけて忙しいので、朝出発したら夜まで戻ることはないですね、会社に」 石油情報センターによりますと、１８日に発表された１６日時点の道内のレギュラーガソリンは、１リットルあたり１７４.９円ですが、ここには５.１円の政府補助が反映されています。 この補助が１９日からなくなり、価格の上昇が見込まれているのです。 （長岡記者）「こちらのガソリンスタンドには、通常の平日に比べ給油に訪れる車が多いということです」 札幌市内のガソリンスタンドでは「駆け込み」で給油する客の姿もありました。 （客）「満タンです。いっぱいいっぱい入れないと気が済まないので。大きいよ、５円は！まだ入るまだ入る…」 （客）「１回入れて夜にもう１回入れようと思っている」 １９日に迫った補助金の縮小。 駆け込み需要から、店も客も気忙しい１日となったようです。