小型ロケット乗せた気球を成層圏へ!宇宙目指す学生たちが愛南町で実験
南海放送
全国から集まった、およそ50人の大学生。愛媛の南の端から目指すのは? おととい愛南町の南レク城辺公園に集まった大学生。その手には…ん、ロケット? 実はこれ、「えひめ宇宙フェスinなんよ 」の一環で実施された、気球を使った実験でのひとコマ。 宇宙やロケットについて学ぶおよそ50人の大学生が、高度20キロから30キロの成層圏に気球を飛ばして、さまざまな実験に挑みます。 早稲田大学 WASA 松永一汰さん: 「私たちの中でも宇宙業界に勤めたいという人も多くて、そういった中で成層圏で気球実験が出来るというのが本当にありがたい」 周辺を飛行する航空機が少なく海に近いことから、落下した気球を短時間で回収出来るといった宇宙実験に適した環境がそろっている愛南町。3年前から宇宙を目指す若者を招いて、こうした実験を行っています。 で、今回早稲田大学のメンバーが挑むのが… 学生: 「上空だと空気密度が低いのでその分、より高く飛ぶだろう。宇宙(と空の境界)が(上空)100キロと定義されている。それにより近づくには、上から打った方が距離が稼げる」 そう、あのロケットを成層圏の先にある“宇宙”に向けて打ち出す、壮大な実験! 学生: 「3、2、1、放球!」 メンバーの夢と小型ロケットを乗せた気球が無事、宇宙を目指して飛び立ちました! 松永さん: 「実際に(小型)ロケットを打ち上げられたら、宇宙開発への道も近くなってくると思うテレメトリー(=データ)を見ながら頑張りたい」 宇宙を目指す、若き技術者たちの挑戦! 「えひめ宇宙フェス」は今月23日まで開かれ、最終日にはペットボトルロケットの打ち上げや、大学生による気球実験の展示などが行われる予定です。