大阪桐蔭コールド勝ち 最速151キロ右腕・関戸が直球で圧倒 独自大会
高校野球の大阪独自大会は5日、大阪市の大阪シティ信用金庫スタジアムなどで4回戦があり、2020年甲子園高校野球交流試合に出場する大阪桐蔭は浪速に11―1で五回コールド勝ち。5回戦に進んだ。 【東西の強豪 攻めは東海大相模 守りは大阪桐蔭に分】 西日が照らすマウンドで、最速151キロ右腕の大阪桐蔭の関戸康介(2年)が一段と輝いた。 五回に2番手として登板すると、球威のある直球で圧倒した。先頭の1番打者を直球で空振り三振、続く打者も高めの直球でバットを振り遅れさせて三振。3番打者は高めの直球で詰まらせて左飛に打ち取った。プロのスカウトのスピードガンで最速147キロをマーク。「腕が振れた分、うまく投げられた」と満足していた。3日の高槻戦でも2回で5奪三振。ハイペースで三振を量産している。 高知・明徳義塾中時代に軟式で146キロを記録した逸材。今年3月にバントをした際に右手中指を骨折し、2カ月間、投げられなかった。西谷浩一監督は「骨折の影響で指先の感覚が良くなかったが、戻ってきた」といい、練習試合では151キロをたたき出した。 成長著しい2年生は「状態は上がってきている。3年生のためにも良い形で交流試合に入りたい」とさらなる活躍を誓った。【安田光高】