空港施設、シンガポールのパイロット訓練施設で太陽光発電事業
空港施設(8864)の海外グループ会社であるシンガポールのAirport Facilities Asiaは、セレター空港のパイロット訓練施設で太陽光発電事業を12月から始めた。 【写真】A350のパイロット訓練にも使うAATC 対象施設は、セレター空港の航空産業団地に保有するパイロット訓練施設。屋上に太陽光発電設備を設置し、入居するエアバス・アジア・トレーニング・センター(AATC)に売電を始めた。 同設備で発電した電力の全量をAATCに供給。初年度の発電量は685MWを計画しており、24時間稼働している訓練施設が消費する総電力の約2割に相当するという。 空港施設は、同じ地区にあるエンジン整備工場でも2023年5月から太陽光発電事業を展開しており、今回の事例は海外2例目となった。
Tadayuki YOSHIKAWA