阪神淡路大震災から30年となるのを前に、兵庫県神戸市の中学校では防災とダンスを組み合わせたあるユニークな取り組みが始まりました。

プロの振付師の指導を受ける生徒たち

体を動かして言葉のイメージを表現する生徒たち。考えているのは、ダンスの振付です。 兵庫県神戸市須磨区にある太田中学校では、阪神淡路大震災で大きな被害を受けた街を勇気づけようと、オリジナルソングを作るなどして防災学習に取り組んできました。

生徒たちが考案したオリジナルソング

震災から30年となる2024年度は、3年生およそ140人がお年寄りから小さな子どもまで誰でも体を動かしながら防災を学べるオリジナルダンスの制作に挑戦しています。 ダンスの振付はもちろん、曲にのせる歌詞も生徒たちが考案していて、避難する際に気を付けることや、非常時に役立つ防災グッズなど命を守る身近な行動を学べる内容となっています。 9月30日は、学校にプロの振付師らが招かれ、生徒たちはアドバイスを受けながら自らアイデアを出して振付を考えていました。 生徒たちが制作したダンスは11月中に完成し、2025年1月には、防災啓発イベントなどで披露される予定です。