’19日章学園 選手紹介/1 石嶋留衣投手/深草駿哉捕手 /宮崎
3月23日開幕の第91回選抜高校野球大会まであと1カ月を切った。九州代表の日章学園(宮崎)と21世紀枠の熊本西(熊本)の選手の横顔を紹介する。【田崎春菜、清水晃平】(熊本西は3月11日から掲載します) ◇強豪校を抑えて勝つ 石嶋留衣投手 2年、富田中 174センチ、65キロ 昨秋以降、急速に力をつけた。力がある速球と切れのいい変化球で強打者に立ち向かう。序盤の立ち上がりが課題だったが、投げる時に踏み出す足の位置を改めるなどフォームを修正してかなり改善した。現在130キロ台の球速アップを目指して階段ダッシュなどで下半身を強化し、「甲子園では強豪校が相手でも抑えて勝つ」と闘志満々だ。エースを争う寺原亜錬投手(2年)はライバルであるとともに、一緒に登下校する仲良しでもある。 ◇巧打と堅守の女房役 深草駿哉捕手 2年、日章学園中 158センチ、66キロ 福山凜主将(2年)らが全幅の信頼を寄せるゲームキャプテン。前チームでの投手経験を生かして常に投手の気持ちを考え、女房役として「投手陣に信用されることを心がけてきた」。中学で全国大会に出場したが、高校入学当初は硬式球に慣れず苦労した。「過去は忘れよう」と気持ちを切り替え、甲子園を目標に練習に打ち込んだ。昨秋の宮崎、九州大会の打率は4割6分7厘でチームの首位打者。巧打と堅守で勝利に導くチームの要だ。