浜岡原子力発電所3,4号機の施設の適合性審査の開始が決定したと中部電力が静岡県と御前崎市に説明
浜岡原子力発電所の再稼働を目指す中部電力は、3、4号機の施設の適合性審査を開始することが決定したと、静岡県などに説明しました。 原子力規制委員会は13日、中電が再稼働を目指す浜岡原発3、4号機の原子炉建屋やタービン設備等を含むプラントについて、審査を開始することを決定しました。 中電は14日午後静岡県の職員に対し、審査の進め方や、原子炉の事故に備え新たな設備の設置を検討していることについて説明しました。 中部電力・静岡支店 三沢尊久支店長代理: 「ステップが1つ進んだという捉え方をしている。静岡県の学術会議の中でしっかりご説明することを通じて、住民の方に説明することにもなるので、そういった場も含めてしっかりと今後説明をしていきたい」 これに対し鈴木知事は「審査にしっかりと対応するとともに、津波対策等の工事を進めるなど、安全対策の徹底を求める」とコメントしています。 また、中電は海抜22メートルの防波壁を28メートルに引き上げる方針を示していますが、工期や費用については検討中としています。
御前崎市でも
また、発電所が立地する御前崎市でも、市議会原子力対策特別委員会の場で、現状の説明が行われました。 委員からは「28メートルにかさ上げされるということは安心できる」「他の原発、女川などと比べるとまだ高さが低いように思う」などの意見が出されていました。 御前崎市 下村勝市長 「原子力規制委員会の評価、構造を含めてどういった評価になるか、注視していきたいと思っている」