「AKB48」初の演歌歌手の岩佐美咲が卒業を発表
アイドルグループ「AKB48」の岩佐美咲(21)が30日、東京・浅草公会堂で行った自身初の単独コンサート「岩佐美咲ファーストコンサート~無人駅から 新たなる出発の刻~」でグループからの卒業を発表した。 21歳の誕生日にあたるこの日、自身初の単独コンサートのステージに立った岩佐は、『鞆の浦慕情』など18曲を熱唱。最初のあいさつでは、「いよいよ、できました! 初めてのソロコンサートです!! すごくうれしくて…」と感極まって涙ぐむ場面もあった。 また、終盤には、「AKB48」の元メンバーでピアニストの松井咲子(25)が、バースデーケーキとともに登場し、同期の岩佐の誕生日を祝福。岩佐は、ステージに残った松井のピアノ伴奏にあわせて、『履物と傘の物語』と『翼をください』の2曲を歌い上げた。 本編終了後、アンコールでは最新シングル曲『ごめんね東京』など3曲を披露したが、岩佐は曲間のMCで、集まった観客に感謝すると、「自分に厳しくいきたいということで、私、岩佐美咲は『AKB48』を卒業します。『AKB48』だから応援してくださる方も多いのは分かっていますし、厳しい状況になるのは分かっているんですけど、演歌の道一本でやっていきたいという気持ちが強くなって。演歌、歌謡曲への愛が、日に日に強まって行く中で、こういう決断をしました。ぜひ、これからも応援してくださったらうれしいです」と「AKB48」からの卒業を発表。 そして、ソロデビュー曲『無人駅』を熱唱した。 なお、卒業の時期は未定という。 岩佐は、08年に開催された第四回研究生(7期生)オーディションに合格し、「AKB48」に加入。 12年2月に「AKB48」初の演歌歌手として『無人駅』でソロデビュー。 14年1月にリリースした3rdシングル『鞆の浦慕情』では、演歌歌手としては約4年5ヵぶりにオリコン週間シングルチャートで1位を獲得し、10代の演歌歌手としては約27年7ヵ月ぶりとなる快挙を達成した。