ビーガン向け「アイス」できた!! 矢部高生ら、地元産のコメ使い開発 30日に下通で「矢部高マーケット」
山都町の矢部高の生徒らが、町産のコメを活用し、動物性原料未使用の「ビーガン」のアイスを開発した。30日に熊本市中央区の下通で開く「矢部高マーケット」で販売する。 熊本の教育・子育て
商品開発は2年生の総合的な探究の授業の一環。普通科の4人が「地産地消」をテーマに、約4カ月かけて取り組んだ。規格外の地元産野菜を使用したビーガンアイスを製造する同町下市の「アルボアイスクリーム」が協力した。 生徒らは主役の材料にコメを選び、イチゴや茶葉など町産の食材を混ぜることを考案。生産者に自ら交渉し、使用の承諾を得た。アイデアを基に、アルボの藤川里奈さん(34)が仕上げた。 生徒らは12日、アルボで最後の打ち合わせをした。試作品を食べながら、「もう少し果物の味が濃い方がいい」「食感が残りおいしい」などと意見交換。販売は、コメだけのプレーン、イチゴ、ブルーベリー、きな粉、ほうじ茶、パンプキンの6種類に決めた。班長の女子生徒は「味にすごくこだわった。町の食材の魅力を多くの人に知ってほしい」と話している。 30日のマーケットは正午~午後4時。アイスは各種類20個で、1個450円。ほかに、町産ジビエのホットドッグやトマトジュースも販売する。(枝村美咲)