来年度から「松尾あかり」 地域の公募で新園名決まる 松尾東保育園【長野県飯田市】
長野県飯田市松尾寺所の認定こども園「松尾東保育園」で13日、来年度からの新園名お披露目式があった。地域から公募して決まった園名は「松尾あかり保育園」。本年度から民営化し、運営する社会福祉法人萱垣会の萱垣光英理事長は「子どもたち一人一人が地域や家庭を照らす存在となってほしい」と話した。 6・7月に松尾地区と園児、保護者からアイデアを募り、66件の応募があった。同法人が運営する他2園の園名にも「あかり」が含まれていることや、「個性が集まり大きなあかりとなってほしい」などの願いが寄せられ、最も件数が多かった「松尾あかり保育園」とした。 お披露目式は祖父母参観に合わせて行われ、園児98人とその祖父母らが参加。保育士らが寸劇を交えながら新たな園名を発表した。子どもたちは模造紙にひらがなで書かれた園名を大きな声で読み上げ、「とんぼのめがね」を元気いっぱいに歌って節目を祝った。来賓の松尾地区まちづくり委員会の鋤柄富男会長は「地域の声を大切にし、思いがこもった名前になった」とあいさつした。 老朽化した園舎の耐震化整備を進め、多様化する保育ニーズや新たな児童福祉の課題に対応しようと民営化。既存の園舎東側に新園舎と児童クラブを整備中で、来年度からの利用を目指している。