築地再開発で小池知事「検討会議で来月から議論開始」 都議会定例会が開会
東京都議会の第3回定例会が20日開会し、小池百合子知事が豊洲市場移転後の築地市場跡地再開発について、「築地再開発検討会議での議論を来月から開始する」と述べた。 築地市場の豊洲移転は、早くても土壌汚染対策の追加工事の完了が見込まれる来年6月上旬以降となる。都は市場関係者の意向を聞きつつ協議を進め、なるべく早期に正式決定する方針。 豊洲への移転後、築地市場跡地では、2020年東京五輪・パラリンピックに向けて環状第2号線の地上部道路や、輸送拠点の整備が進められる。小池知事は、これら市場移転の動きと並行して、再開発の具体的な姿の検討を段階的に進めたい考えを示し、再開発施設の着工は「民間の力も最大限活用しつつ、今後5年以内のできるだけ早い時期に着工できるよう努める」とした。 第3回定例会は、同日から10月5日までの16日間の会期で開催される。 (取材・文:具志堅浩二)