【MotoGP】ヤマハライダーのファビオ・クアルタラロ、母国フランスのレジオン・ドヌール勲章を受勲。2021年にフランス人初の年間王者
MotoGPライダーのファビオ・クアルタラロ(ヤマハ)は、1月23日にフランス・パリのエリゼ宮殿へ招かれ、レジオン・ドヌール勲章を受勲した。 【ギャラリー】2023年、ファビオ・クアルタラロのMotoGPマシンYZR-M1 クアルタラロは2021年にロードレース世界選手権MotoGPの最高峰クラスで、フランス人として初めてチャンピオンに輝いた。その並外れた功績は国内で大きく称えられ、今回の勲章授与に繋がった。 23日にエリゼ宮殿で行なわれた式典に家族を伴って出席したクアルタラロは、同国のエマニュエル・マクロン大統領によって、叙勲された。 レジオン・ドヌール勲章はナポレオン・ボナパルトによって1802年に創設された勲章で、平時戦時に軍人や、文化・科学・産業・商業・創作活動などの分野における民間人の「卓越した功績」を表彰することを目的としている勲章だ。 今回クアルタラロに与えられた勲章は3つの等級のうち、シュヴァリエと呼ばれる最初に叙勲される階級となる。 クアルタラロはSNSへの投稿で受勲を報告し、「フランス万歳、共和国万歳(Vive la France, vive la République)」とコメントを残した。 なおモータースポーツ選手がレジオン・ドヌール勲章を与えられるのは、クアルタラロが初という訳では無い。4度のF1チャンピオンであるアラン・プロスト、WRC(世界ラリー選手権)で9度王者に輝いたセバスチャン・ローブがそれぞれレジオン・ドヌール勲章を与えられている。 そのためクアルタラロはモータースポーツ選手としては3人目の叙勲者となる。なおレジオンド・ヌール勲章は外国人にも与えられており、日本人もこれまでに約700名が叙勲されている。
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