出雲大社周辺、神在月の渋滞対策を実施 10、15、17日に交通規制 島根県出雲市
島根県出雲市や地域団体などでつくる大社交通渋滞対策実行委員会は、旧暦10月の神在月で交通量が増える11月10、15、17日、出雲大社周辺で渋滞対策のための交通規制を行う。国の補助金を活用し、年末年始並みの対策を実施する。 【地図】出雲大社周辺の通行規制図(11月10~17日)
例年は5月の連休や、年末年始に重点的に渋滞対策をしてきたが、近年は神在月のシーズンに観光客が増加。自動車で訪れる人が多く、昨年11月23日には出雲大社周辺から東方面に向けて最大3・0キロの渋滞が発生した。 神迎(かみむかえ)神事がある10日、休日の16日、神等去出(からさで)祭がある17日の午前9時~午後4時に交通規制を実施。出雲大社大駐車場近くの宮内交差点では、南方面への進行を禁止し、稲佐の浜方面から東行き車両は直進のみ可能。出雲文化伝承館から道の駅「ご縁広場」までの無料シャトルバスを午前10時~午後5時に30分間隔で走らせ、一畑電車は臨時便を運行する。 神迎神事がある10日は、午後6時半から同8時まで宮内交差点から稲佐の浜までを車両通行止めにする。 駐車場は周辺で約1700台分確保し、ウェブサイトで空き状況を1時間ごとに発信し、渋滞状況や予測も伝える。 出雲市観光課の原哲也課長は「交通渋滞対策として、電車やシャトルバスを利用して訪れてほしい」と呼びかけている。来年度以降は、今回の取り組みを踏まえて対策を検討する。