CLでの活躍も期待! スポルティングCP所属&サッカー日本代表・守田英正選手とはどんな選手? 経歴、強み、キャラクター…サッカージャーナリストが解説!
◆所属する「スポルティングCP」はどんなクラブ?
吉田:守田英正選手は、大学卒業後の2018年に川崎フロンターレ(J1リーグ)に入団。プロ1年目からボランチとして試合に出場し続け、日本代表メンバーにも選出。2020年には、Jリーグ・ベストイレブンにも選ばれました。 その後、2021年にはポルトガルの最上位リーグ「プリメイラ・リーガ」の「CDサンタ・クララ」に完全移籍し、その翌年2022年からは、現在の「スポルティングCP」で活躍されています。 ユージ:ポルトガルの「プリメイラ・リーガ」は、欧州サッカー5大リーグ(イングランド、スペイン、イタリア、ドイツ、フランス)と比べると規模としては大きくありませんが、一つひとつのクラブチームがしっかりしていて、過去にはリーグの3大名門クラブチームのうち「SLベンフィカ」「FCポルト」がチャンピオンズカップ、チャンピオンズリーグで優勝しているなど、リーグとしての存在感は5大リーグに負けていません。 ちなみに、守田選手が所属しているスポルティングCPも3大名門クラブチームの1つ。近年のチームの成績は低迷していたものの、現在のルベン・アモリム監督がチームを立て直し、さらに守田選手をうまく起用。結果、今シーズンはリーグ優勝を果たしています!
◆愛嬌あるキャラクターとコミュニケーション能力
吉田:海外でも素晴らしい活躍を続ける守田選手。フィールドの外では、愛嬌のある一面も見せているそうですね。 河治:もともと非常に明るいキャラクターですが、「いじってもらえればそれに応えます」という感じで話していて、周りにいじられたりしても嫌がらないというキャラクターです。海外に行くにあたって守田選手が大切にしていたのが、積極的にコミュニケーションを取っていくこと。そして周りに味方を増やしていくということです。 最初にポルトガルのクラブ「CDサンタ・クララ」に移籍した際、いかに自分を知ってもらうかというところで積極的に話しかけました。ポルトガル語もそんなに話せない状況でもどんどん入り込んで自分の理解者を増やすことに意識を注いだそうです。それから、守田選手について驚いたのが、川崎フロンターレからポルトガルに渡る前とその後、日本代表で合流した際の顔つきが全く違っていました。ヨーロッパで短い期間で特にメンタル面で成長した選手です。そうした部分で代表チームに物怖じせず、遠藤航選手(イングランド・プレミアリーグ「リヴァプールFC」)など日本代表選手の仲間に自己主張して、戦術面でもメンタル面でもリーダーシップを取っている1人となっています。