悔しさをバネに完全優勝を果たした石井寛子

　別府競輪のナイター「大阪・関西万博協賛(G3)」は14日、最終日を開催。11Rでガールズ決勝が行われ、石井寛子(38歳・東京=104期)が4連勝の完全優勝。喜びの声をお届けします。(netkeirin特派員)

優勝　石井寛子

　いやーめちゃめちゃ緊張しました。このレースが終わってから言おうと思っていたんですけど、やっぱりグランプリを意識していたので。去年の悔しさ、それと今年の(悔しさ)もですね。めちゃめちゃ緊張していたら雨が降ってきて、あ、なにか違う、なにか変えなきゃいけないんだと思わせてくれましたね。自転車だったり作戦だったり。いろいろと気付かされて落ち着こうと思いました。 　初手は後ろから2番目になって、そこにいてはダメだと思って、前の動きを見ながら上がって3番手に入ることができた。太田さんのカカリが4日間の中で一番キツくて、仕掛けた時は脚がピーって感じで(苦笑)。いっぱいでした。とにかく坂口さんが来る前に行かないとって思って、一番キツいところでの仕掛けになりました。 　ファンの声援もすごかったです。恩返しのつもりでなんとしても1着を獲りたかった。良かったです。ファンの方の声援が背中を押してくれました。最後はがむしゃらすぎて伏せ込んで、久しぶりにヘルメットがハンドルに当たるほど。それくらいがむしゃらでした。今日の気持ちを忘れずに、落ち込んだ時も目標に向かってブレずに頑張っていきたいです。