【ラブレターズ・1万字インタビュー後編】第七世代ブームの裏で低迷し続けた6年。脱出のカギは「おじさんであると受け入れたこと」
コント師から“イジられシークレットシューズ芸人”へ
──2017年から続いている、溜口さんが主役と演出を務める『溜口スーパーショー』についても聞かせてください。 溜口 もともとトークライブの延長くらいの企画で始めたのが、だんだん規模が大きくなって、今では事務所総出で出演していただいて、会場も広くなって、自分でもなんでこんなことになっているのかわからないですよ。 塚本 ラブレターズの単独ライブは徐々に売れてやっと完売する感じなのに、『溜口スーパーショー』は即完します。 溜口 お客さんに求められていることは強く感じますけど、僕としてはそんなに期待しないでほしい。あくまで余興ですから。 塚本 そのくらい肩の力が抜けているのが、かえっておもしろいと僕は思っているので、これからも続けてほしいですけどね。 ──ラブレターズとしては、これからは、どんなことをしていきたいですか? 溜口 コント師のイメージがあまりに強いので、トークとかリアクションとか、お笑い芸人としての仕事をたくさんやりたいです。塚本さんも体張りますし。 塚本 イジられるためにシークレットシューズもはいてますし。 溜口 生粋のコント師みたいに思われて、バラエティの芸人仕事はやりたくないんだろうなって勘違いされちゃうんですよね。でも実際、僕ら全然そういうタイプじゃないんですよ。 ──最後に、それぞれ相方に望むことは? 塚本 リーダーは溜口さんなので、優柔不断な僕ができない決断をバンバンして、ラブレターズを引っ張っていってほしいです。 溜口 塚本さんはこう見えて、大きくいうと時代の流れとか、細かくは会場のお客さんの雰囲気とか、そういう空気を読むのがうまい。なので、これからラブレターズが次の段階に行くことになったら、その能力をさらに発揮してほしいですね。