さらなる地域貢献を決意、宇部商議所女性会が40周年記念式典【宇部】
宇部商工会議所女性会(前村きみこ会長、37人)の創立40周年記念式典は30日、国際ホテル宇部で開かれた。同商議所関係者、県内の各商議所女性会、各種団体などから150人が集まって節目を祝福。永年40年の会員4人を表彰し、さらなる地域貢献を誓い合った。 同会は、1984年に同商議所の設立50周年記念事業として発足した。女性経営者が連携と親睦を密にして経営向上を図るとともに、地域社会の発展に尽くすことを目標に掲げて活動。交通遺児への寄付、被災地への義援金の送付、宇部まつりやときわファンタジアへの支援などを続けている。 前村会長はこれまでの歩みを振り返り「経営の向上を目指しながら、今後も地域に貢献していきたい」とあいさつ。同商議所の杉下秀幸会頭は、先週最終回を迎えたNHK連続テレビ小説「虎に翼」に触れて「女性の地位向上に向けて活動した人たちがいたからこそ今がある。女性会の皆さんも引き続き、地域発展のために力を尽くしてほしい」と呼び掛けた。 創立記念事業として、市に80万円を寄付。能登半島地震の災害義援金として10万円を送った。篠﨑圭二市長は「女性経営者の視点で、市の未来を一緒につくっていってほしい」と祝辞を述べた。 篠﨑市長は「これからの女性活躍」と題して記念講演も行った。女性リーダーの育成支援、うべ女性活躍応援ネットワークなどの市の取り組みを紹介した。 続いて祝賀会があり、山下節子市議会議長の音頭で乾杯し、和やかに会食。フィナーレではルンバ風のダンスをみんなで踊った。 永年表彰を受けた会員は次の通り。(敬称略) 柴田寿枝(常盤モータース)杉本米子(スギモト)田原多喜子(田原建設)前村きみこ(前村電気工事)